応用物理学会で2件成果発表

早稲田大学・西早稲田キャンパスで開催される第65回応用物理学会春季学術講演会にて、下地裕也と私がそれぞれ研究成果をポスターで発表しました.詳細は以下の通りです.

● 3/18(日) 9:30-11:30 ポスター講演 3.2 材料・機器光学

18a-P2-8 著者:下地裕也(M1),宮地悟代

タイトル:アキシコンミラーを用いた高効率リングビーム変換器のビーム伝搬特性

【概要】本研究では、凹アキシコンミラーと1/4波長板、偏光ビームスプリッターを用いることにより、ガウスビームをリング状の強度分布を有するリングビームへと変換できる新しいモード変換器を作製し、変換効率と伝搬特性を調べた。その結果、変換効率は約80%であり、レイリー長がガウスビームと比べて非常に長いことが分かった。これは、開発した変換器が高効率で非回折ビームを生成できることを示している。

● 3/18(日) 16:00-18:00 ポスター講演 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

18p-P9-18 著者:宮地悟代,萩谷将人

タイトル:Si上のフェムト秒レーザー励起表面プラズモンの伝搬損失

【概要】表面プラズモン(SPP)に付随した高強度の近接場を利用すると、アブレーションによってナノ加工が可能である。したがって、より制御よく加工を行うためにはSPPの特性を明らかにすることが必須である。そこで、本研究ではSPPの伝搬特性を理解するため、共鳴曲線の半値全幅を調べた。その結果、高いフルーエンスFでは半値全幅が減少した。これは、高いFによって内部損失の少ないSPPが励起できることを明確に示している。


TUAT Miyaji lab.

Tokyo University of Agriculture & Technology, Japan Faculty of Engineering, Department of Applied Physics and Chemical Engineering